1964年創業の佐敦の老舗の粥麺店
今日ご紹介するのは、1964年創業の佐敦の老舗の粥麺店、
「彌敦粥麵家(NathanCongeeandNoodle)ネイザンジョッミンガー」です。
今年創業55周年を迎えると言うのは、
お店の移り変わりの早い香港では、かなりの老舗ということになります。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/外観1.jpg)
お店の看板 「古き良き香港」を象徴しています
「彌敦粥麵家(NathanCongeeandNoodle)ネイザンジョッミンガー」は、
広東式のお粥や麺類の味に定評があり、ガイドブックにもたびたび登場します。
また、観光バスも乗り付けてやってくるという超人気ぶりで、
ローカルはもちろんのこと、観光客にも大人気の老舗有名粥麺店です。
場所・アクセス・行き方
場所はMRT佐敦駅の西貢街にあり、
九龍エリアのメインストリート、ネイザンロードから程近くにあります。
アクセスは佐敦駅B1出口を出て、
彌敦道を北方向(油麻地方面)にまっすぐ進み、
3本目を西貢街を右折して、
(車の一方通行を逆向きに)少し行った右側にあります。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/アクセス1-1.jpg)
①佐敦駅B1出口を出ます
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/アクセス2.jpg)
①佐敦駅B1出口を出ます
② 彌敦道(ネイザンロード)を北方向(油麻地方面)にまっすぐ進み 3本目の「西貢街」を右折して
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/外観1.jpg)
③車の一方通行を逆向きに 少し行った右側にあります
お店の雰囲気
外観は、歴史を感じる
レトロ感満載で趣があります。
いかにも昔から香港にある粥麺店といった感じですが、
店内は割と清潔感があり安心します。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/外観2-1.jpg)
お店の外観です
店の入り口には冷蔵庫があり、外から見えるようになっていて、
皮蛋(ピータン)、 豬潤(レバー)、魚片(刺身)などを見ることができます。
店内は、いつもはローカルなお客さんでにぎわっていますが、
時にはガイドブックを見て訪問している日本人客もいて、
あちらこちらから
日本語が聞こえてくることもあります。
また、相席が前提なのか、
だいたいは相席を勧められますので、ご了承ください。
テーブルの上には、白胡椒、紅酢、醤油、
ピリッと辛めの豆板醤風味噌、爪楊枝とメニューが置かれています。
席に座ると、小皿、レンゲ、箸が手際よくセットされ、
コップに入った温かいお茶も持ってきてくれます。
そして、日本人だと分かると、
日本語メニューを持ってきてくれますので、またまた安心です。
注文・メニュー
お粥も麺も25種類ずつあり、
いずれも創業当時からのメニューだそうです。
お粥類も麺類もリーズナブルで、
お粥は35香港ドルから、麺は33香港ドルから食べられます。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/メニュー1.jpg)
メニューの表側は「お粥」のメニューです
基本的には、日本人だと思うと、
日本語メニューを出していただけますが、
もし出してもらえない場合は、
日本語メニューをもらいましょう。
メニューは表と裏で、
お粥と麺に分かれています。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/メニュー2.jpg)
メニューの裏側は「麺」のメニューです
お粥のページでは、看板粥でもあるアワビ粥が前面に押し出され、
メニューの最初に記載されています。
他のお粥に比べてかなり高価ですが、
無理に勧められることはありませんので、ご安心ください。
香港通、お粥通に見せたいのなら、
レバーやモツ系の入ったお粥を注文しましょう。
お味は、臭味もなく本当に美味しいので、
選んで間違いはありません。
やはりせっかく来たのだから看板メニューを、、、とおっしゃる方は、
アワビの入ったお粥を召し上がってください。
粥と麺
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/揚げパンとお粥.jpg)
炸麵(ジャーミン)/油條(ヤウティウ) 10香港ドルと美味鮑片粥(あわび粥) 180香港ドル
麺かお粥に困った場合は、
お粥に挑戦してみてください。
中華粥は、お米から炊きますので、
出来上がりはとろとろで、お米は形をとどめていません。
日本人は、「お粥」のイメージが変わり、
初めての方は、カルチャーショックと言えるほどの驚きがあります。
お粥は、日本人には、量が少し多めなので、
食べているうちに飽きてくる人がいるかもしれませんが、
出汁がよく効いていて、
とても美味しくいただけます。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/揚げパン.jpg)
炸麵(ジャーミン)/油條(ヤウティウ) 揚げパン 10香港ドル
このお店をはじめ、香港の粥有名店は、
ベースとなるスープも、人口調味料は使わず、
干し貝柱や干し牡蛎、または豚骨などから出汁を取りますので、
あっさりとしていますが、コクがあり後味も良く、深みが出てくるのです。
生姜も多くのお店で使われています。
この手間隙こそが、お粥の美味しさを引き出していると思うのです。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/ねぎ.jpg)
生姜が味を引き締めてくれます
人それぞれお味の好みもあるでしょうし、
味が大人しすぎて、物足りないと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/お粥に浸した揚げパン1.jpg)
揚げパンをお粥に浸して食べます
しっかりしたお味がお好みなら、揚げパンを注文して、
お粥に浸して召し上がられることをおすすめします。
揚げパンの油気、塩気がほどよくコクを増してくれ、
味が一段と引き締まります。
具材は、お粥の中に埋もれた状態で出されますので、
見ただけでは、何のお粥か分かりませんが、混ぜると下から現れます。
慣れるまで、
そのさまが感動的でたまりません。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/お粥に浸した揚げパン2.jpg)
お粥に浸すと柔らかくなります
色々な具材を入れることができますが、
目安としてプラス100香港ドルで、アワビ入りにできると思ってください。
アワビは3㎜×5㎜の大きさで、
厚みも3~4㎜あり、食べ応えは十分です。
お粥と言えども、お店によって、
かなり味わいや食感が違います。
彌敦粥麵家(ネイザンジョッミンガー)のお粥は、
とろとろとさらさらの中間くらいの舌触りですので、好き嫌いなくいただけると思います。
【炸麵(ジャーミン)/油條(ヤウティウ) 揚げパン 10香港ドル】
広東語のメニューには「炸麵(ジャーミン)」
日本語のメニューには「油條(ヤウティウ)」とかいてあるかもしれませんが、
どちらも「揚げパン」のことです。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/揚げパン.jpg)
炸麵(ジャーミン)/油條(ヤウティウ) 揚げパン 10香港ドル
いわゆる棒状の「揚げパン」で、
一番の、お粥のお供です。
香港では、揚げパンをお粥に浸して食べるのが定番なのですが、
とても美味しく、一度食べたら病みつきになります。
棒状の揚げパンを適当な大きさに切って、お粥に浸し、
少し柔らかくなったところをいただきます。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/お粥に浸した揚げパン2.jpg)
お粥に浸して柔らかくなった揚げパン
そのものに味があるわけではないのですが、
日本には無いものなので、新鮮な感じがしますし、
お粥に浸すと、揚げパンのわずかな油が、
お粥と混ざり、コクが出て美味しさ倍増です。
量もたっぷりですので、
大満足間違いなしです!
また、揚げパン自体は脂っこくないので、
そのままパリパリ食べても美味しいです。
【 美味鮑片粥(あわび粥) 180香港ドル 】
香港のお粥は、どこもそうですが、
具材はメニューの写真のように、目に見えるわけでなく、
お粥の中に沈んだ状態で出されます。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/あわび粥0.png)
美味鮑片粥(あわび粥) 180香港ドル
例にもれず、アワビは底に沈みこんでいますので、
驚かないでください(笑)
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/あわび粥2.jpg)
アワビは3㎜×5㎜の大きさで、厚みもあり、食べ応えは十分です
アワビのスライスは、4~5枚ほどで、
厚みもあり、しっかりと歯ごたえもあります。
噛みしめると、
じんわりと美味しさがにじみ出てきます。
お値段は少々高くなりますが、
お店の看板メニューでもありますので、ぜひご賞味ください。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/あわび粥4.jpg)
アワビは3㎜×5㎜の大きさで、厚みもあり、食べ応えは十分です
多くの地元客や日本人に人気で、
リピート率も高く、
メニューのトップに記されています。
初めての方は、必食です。
【 豬潤肉丸粥 35香港ドル 】
「豬潤」はレバーのこと。
日本の方は、「お粥にレバーなんて、、、」と驚かれる方が多いですが、
レバーやモツ系は、地元の方々には大人気ですので、ぜひ一度お試しください。
たっぷりに盛られ、受け皿にしたたり落ちそうなところが、
いかにも本場といった感じでたまりません。
レバーは、臭味もなく、大きさも絶妙ですし、
しっかりした歯ごたえで、味わい深いです。
肉団子もとても美味しいです。
この粥は、味がしっかり付いていますので、
揚げパンなしでも良いかもしれません。
【その他のアワビ粥】
ご参考までに、アワビ粥は、このようなものもありました。
アワビ粥と豚のレバー入り粥 140香港ドル
アワビと肉団子入り粥 140香港ドル
アワビの入っていない粥(魚入り、豚入り、皮蛋入りなど)は、
35~38香港ドルですから、かなりお手頃感があります。
海鮮がごろごろ入った「 彌敦金牌粥(ネイザンガムパイジョッ) 」 180香港ドル
豚モツ入りの伝統的な「 馳名及第粥(チーメンガップダイジョッ 」 35香港ドル
【 鮮鰕雲呑麺(シンハーワンタンミン) 27香港ドル 】
麺の看板メニューは、麺人気№1の、鮮鰕雲呑麺(シンハーワンタンミン)です。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/ワンタン麺2.jpg)
鮮鰕雲呑麺(シンハーワンタンミン) 27香港ドル
香港のワンタン麺は、どのお店もスープがとっても美味しいですが、
この彌敦粥麵家のスープはとても繊細で、飲み干してしまいたくなるほどです。
![](http://www.welovehkg.com/wp-content/uploads/2019/08/えびワンタン2.jpg)
えびワンタンです ワンタンと言うより ぷりぷりのえびを5、6匹皮で包んだ感じ
何と言っても、驚きはえびワンタン。
日本のワンタンとは全然違います。
すり身とかつなぎという感じは全然なく、
ぷりぷりのえびそのものが5、6匹入っています。
そのえびを、そのまま皮で包んだ感じで、
つなぎとか、餡というかたちではありません。
また、他のお店に比べて、
ほんの少し大きめサイズですので、満足感が増します。
【水餃子 33香港ドル】
水餃子は、一つ一つがとても大きくて迫力があります。
中の餡は、えびと豚ひき肉で、一つの餃子に、
ぷりぷりのえびが5匹も入っていて、とても美味しいです。
大きな青梗菜(チンゲンサイ)がスープの上に浮かべてあり、
スープも文句なしに美味しいです。
まとめ・その他
このお店「彌敦粥麵家(ネイザンジョッミンガー) 」は、
お粥によって、煮込むスープを何種類か用意していて、それぞれ微妙に味付けが違います。
このことによって、それぞれの具材が味を引き立て、
よりお粥を美味しく仕上げています。
また、海鮮も新鮮なものを使っていますので、
生臭さは一切ありません。
【営業時間】
早朝 07:30から 深夜 23:30まで
営業時間が長いので、
朝食にも、昼食にも、夜食にも利用できて、とても便利です。
また、日曜も営業していて、
定休日もありませんので、使い勝手が最高です。
【注意事項】
ただ、クレジットカードは使えません。悪しからずm(__)m
また、アルコールもありません。残念( ;∀;)
【最後に】
昔から地元の人々に愛され続ける
彌敦粥麵家(ネイザンジョッミンガー)は、
香港で一番の、お粥のおすすめのお店です。
お椀からあふれんばかりの
アツアツのお粥をぜひご賞味ください。
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